2008年11月30日

設計ミスで「最悪」=ロッテワールド駐車場(下)

◆ひどい交通渋滞、内部施設の整備もままならず


 車から降りても危険なのには変わりない。駐車場で車を降りてエレベーターに向かうには、車が行き交う通路を横切らなければならない。一部では床に通路の表示もあるが、貨物や清掃車両がその通路をふさぐことも珍しくなかった。


 その上ロッテワールドは、ホテル、デパート、スーパー、遊園地、プールなどの駐車場がすべて同じだ。そのため週末になると、各入り口が車で激しい渋滞に見舞われる。先週末に駐車場を利用したヤンさん(38)が「地下駐車場が非常に狭いため、抜けるのに30分もかかった。その分の駐車料金も当然支払わざるを得なかった」と不満をぶちまけた。


◆顧客の立場を考えない設計が原因


 駐車場がこれほどひどい状況になったのは、建設当時ロッテが顧客の立場を考えず、法律に違反しないことだけを考慮して駐車スペースだけを最大限確保しようとしたからだ。ホテルの駐車場を管理するロッテ・デパートと建設を行ったロッテ建設は、「1988年のオープンの際、当時の駐車場に関する規定に違反しないよう建設した」「屋外の駐車場ではないため、これから構造を変更するのは難しい」との立場だ。現在、ホテルなど建築物の駐車場について規制する「駐車場法」によると、カーブを設置する際には半径6メートル以上の余裕を確保するよう定められている。ホテル・ロッテワールドはこれを満たしてはいないが、建設当時はこの規定はなかったという。


 しかしほかのホテルを見ると、駐車場を管理する側が顧客に対してどのような考えを持っているかによって、いくらでも対応が可能ということが分かる。同時期の1988年に完成したグランド・インターコンチネンタル・ホテル(ソウル市江南区)では、地下の駐車場に向かう通路は片側車線だけで8メートルが確保されており、またスロープを下りるたびに10メートルの直線区間も確保されている。ロッテワールドはホテル、デパート、遊園地、スーパーの駐車場が一つとなっているが、駐車場の管理会社が何度も変わっており、体系的な管理も行われていない。


 交通技術専門会社オヒョン・コーポレーションのハ・フェソン氏は、「古い駐車場の中には当時の法律が不十分だったために、狭い通路や危険な区間が含まれたまま設計されたケースが少なくない。しかし現時点で多くの利用者がいるのだから、今からでも管理する側が安全管理のための人材を投入し、車の動線を調整するなどの安全対策を行うべきだろう」と述べた。


卓相勲(タク・サンフン)記者

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